報告書の文章

 会社において、トラブルが発生した場合は、その都度、報告文書を作成することをお勧め致します。

 例えば、担当者が、上司の方宛や、社長宛に、作成日をきちんと書いて、作成するとよいです。

 報告書をワードファイルでデータとして作成したままでは、後から、改ざんしたと言われる可能性もあるので、プリントアウトをして、上司の確認印等を押して保管しておくことをお勧め致します。

 報告書の作成においては、「平成●年」、「2017年」等を書かない方も多いですが、後から、争いになりますので、必ず、「平成●年」、「2017年」等から、日付は記載するようにして下さい。

 また、報告書において、主語や目的語がない文章をよく見かけます。特に主語がないと、誰がそのことをしたか分からないので、主語は、一文、一文、必ず入れましょう。


 以下のように、報告書においては、「主語」「日付」「目的語」の順に並べた文を記載し、後から、誰が見てもわかるような文を作成するようにしましょう。

「Aが、平成29年7月19日、Bに対し、電話をした。」

「これに対し、Bが、平成29年7月21日、Aに対し、手紙を送付した。」


 上記のように、報告書においては、場所の記載も重要ですが、日付を明確にしておくことが、圧倒的に重要です。

熊本の法律事務所 野口法律事務所 弁護士 野口敏夫 野口敏史

野口法律事務所は、弁護士歴45年目の野口敏夫弁護士とその長男であり四大法律事務所(五大法律事務所)と呼ばれる東京の大手法律事務所(弁護士在籍数当時500名弱)に勤務していた野口敏史弁護士が所属する 熊本では老舗の事務所です。 相続、遺言、複雑なM&A(デューデリ含む)、企業側の労働問題(団体交渉含む)、事業再生・倒産、複雑な訴訟、複雑な契約、英文契約等を得意にしています。